2017年2月27日月曜日

警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法!住民訴訟・決起集会

2月25日(土)18時30分より21時まで、文京区民センターにおいて、昨年、東京都が高江に警視庁機動隊を派遣した公金支出の違法性を問う裁判の決起集会がありました。


この裁判は、昨年10月17日に、東京都監査委員に対し、上述の公金支出違法性に関する住民監査請求を314人が行ったことに対して、<機動隊の職務行為が違法であっても、一般的に給与の支出が違法にはならない>と却下(門前払い)されたため、12月20日、請求人のうち183人が原告となり、東京地裁に、違法公金支出損害賠償住民訴訟を起こしたものです。

3月8日に第1回口頭弁論が開かれるため、この日、原告・弁護団・支援者が集まりました。

内容は、主催者挨拶、弁護団から訴訟内容と目的の説明、都議の挨拶、高江の現状についての報告、高江を報じたニュース番組のビデオ、原告3人の決意表明(西東京、練馬、杉並)、カンパ要請、質疑応答、弁護団の挨拶、住民監査請求をした神奈川、千葉から連帯のメッセージ、閉会の挨拶でした。

弁護団から一言
市民ネット・沖縄から帰れ!神奈川県警 から連帯の挨拶

当会からも原告数名が参加。沖縄の人々の運動を弾圧するために、東京から警視庁機動隊が派遣されたことに対する怒りを共有、裁判で違法性を問う闘いの意義を確認しました。

警官派遣に関する住民監査請求は、派遣された沖縄県及び、派遣した6都府県のうち東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、福岡県でなされ、愛知県では準備中です。請求済みの都府県はすべて却下されましたが、沖縄の闘いに連帯する抗議行動としての意義は大きいと思います。
却下により訴訟に進むのは、沖縄県、東京都、福岡県です。他府県では訴訟以外の運動が展開されています。

高江ではヘリパットが建設され、辺野古では海の埋立工事が再開され、
基地建設反対運動のリーダー山城博治さんが不当逮捕・長期拘留される状況に、
憤ります。
「基地はいらない!どこにもいらない!」と抗議していきましょう!

第1回口頭弁論の傍聴に行きましょう!
原告だけでなく、応援・支援の方もご参加ください!

3月8日(水)11時30分~ 東京地裁103号法廷
10時30分から地裁前アピール 
傍聴券抽選の場合があり、開廷40分前(10時50分)までにお越しください。
終了後報告会(弁護士会館502号会議室)があります。



警視庁機動隊 住民訴訟のブログ:https://juminkansaseikyu.wordpress.com


 





2017年2月2日木曜日

猿田佐世さん講演会「日米外交を読み解く―安保・沖縄を軸に―」

1月22日(日)午後、西東京市柳沢公民館において、
猿田佐世さん(新外交イニシアティブ事務局長・弁護士)を講師に迎え、
「日米外交を読み解く―安保・沖縄を軸に―」をテーマに講演会を開催しました。西東京市公民館市民企画事業として、当会が主催したものです。

折しも、1月20日(日本時間1月21日)に、共和党のトランプ氏が米国第45代大統領として就任。トランプ氏は、選挙中から「アメリカ第一主義」「TPP離脱」「メキシコ国境に壁」「在日米軍撤退」「日韓核保有容認」等々.その内向きかつ過激な発言が耳目を集めました。今後トランプ外交はどうなるか、いやがうえにも関心が高まり、参加者70名が猿田さんのお話しに耳を傾けました。

  猿田さんがワシントンでの調査活動やロビー活動を通して垣間見て分かってきた日米
  外交の政策形成の実態は、ええ~そうなの、やはりそうなの、さもありあん、それにして
  もヒドイ、と思う内容でした。
  知日派の実態、「ワシントン拡声器」を利用して、日本の官僚がいかに自分たちに好都合
  な方向づけをしているか。そのためにいかに資金=公金を潤沢に影響力のあるシンク
  タンク投入しているか。マスメディアと役人との目に余る癒着ぶりとか。
  沖縄の声を、米国政府や議会関係者、シンクタンク等の研究者に、直接届けることの重
  要性が理解できました。
  国の考えとは異なる市民の考えを伝えていくこと、国のやり方を改めさせる力を私たち
  も蓄える必要があること等考えさせられました。

                前半:お話 
 
                  後半:質疑応答

                

  新外交イニシアティブ
  http://www.nd-initiative.org/about-nd/