2016年9月15日木曜日

高江―森が泣いている

 沖縄県東村高江では、米軍オスプレイ訓練用のヘリパット建設工事が強行され、反対する市民の抗議行動が続いています。国は全国から500人の機動隊員を動員して、反対運動を弾圧。
 さらに、9月13日午前には、陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターCH47を使い、重機やトラックを搬入しました。沖縄県の自衛隊ヘリ使用の法的根拠の明示要請を無視して強行したもの。機動隊も自衛隊も出る幕ではないでしょうに!

 本日15日、市民団体が、防衛省に抗議の交渉を行いました。
 http://www.foejapan.org/aid/takae/160915.html

 高江で行われていることに注視しましょう!

 記録映画「圧殺の海」「辺野古」を製作された藤本幸久・影山あさ子共同監督の新作
「高江―森が泣いている」(60分)が9月10日に完成しました。そこで、この出来立ての映画を観ます!また、この夏、高江に応援に行かれた斉藤さんのお話も伺います!
 映像と現地報告から、沖縄と日米軍事同盟について考えたいと思います。
 ぜひ、ご参加ください!

*日 時 9月24日(土)10時~12時30分
*場 所 西東京市柳沢公民館 第2会議室(定員30人)
        TVで観ることになります。
*お 話 斉藤光太郎さん(辺野古アクションむさしの)
*参加費 300円

「高江―森が泣いている」
http://america-banzai.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html
 
 
 

2016年9月7日水曜日

*パネルディスカッション

8月7日に、西東京市公民館市民企画事業として、当会企画のパネルディスカッションを開催しました。
     
<軍>沖縄が照らすその姿
 パネリスト
★佐藤 学さん
 (沖縄国際大学教授。共著『沖縄が問う日本の安全保障』、
   冊子『それってどうなの?沖縄の基地の話。』編集)
★小多 基実夫さん
 (元自衛官。「反軍兵士と連帯する会」、『反軍通信』発行)
 

      

 佐藤さんは、政治学的側面から今日の「沖縄問題」を分析。特に、大日本帝国憲法が日本国憲法に改正された当時の沖縄県に対する差別的扱い~違憲の疑いあり~を丁寧に紹介されました。
 歴史的にみれば、大和による琉球国の支配や、先の大戦で唯一の地上戦を強いられた沖縄は本土決戦を避けるための捨て石とされたことなどは広く知られていますが、敗戦で選挙制度が変わる過程での沖縄差別を知り、沖縄に対する国の高圧的対応の根は深いことを学びました。

 小多さんは、かつて、沖縄返還に伴う自衛隊の沖縄派兵~治安出動~への抗議行動で懲戒免職となり、裁判闘争をされました。現在も反軍活動を続けておられ、自衛隊の内情に精通。実態的側面から、自衛隊の本質を改めて知らされ、自衛隊がどのような方向に向かおうとしているのか、リアルなお話を伺いました。
 「訓練」が「実戦」となる現実が近づく今、冷静に、状況判断を行い、反戦・反軍の意思を貫くことの重要さを学びました。

 オスプレイのびっくりするような実態も両氏から伺いました。

 当日の内容を前半、後半に分けて公開します。

前半


後半

資料1:冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」
こちらでもみられます。http://okidemaproject.blogspot.jp/

資料2:朝日新聞 耕論 「辺野古しかないのか」 インタビュー記事
2016年7月22日(朝刊)